萩の街歩きの途中、ふと立ち寄ってみた「御茶処 惺々庵」。
木の門をくぐり、緑あふれる石畳の小道を歩いた瞬間から、もうすでに別の時間が流れはじめる感じがしました。茶道やお抹茶についてまったく知識がない私でも、自然と背筋がすっと伸びるような、そんな場所です。
萩の隠れ家カフェ|惺々庵でわかること

- 惺々庵ってどんなお店?
- ① 羊羹2種と煎茶
- ② 三日月点てのお抹茶
- ③ 落雁と煎茶
- お店と、おもてなしの印象
- まとめ ― こんな人におすすめ
① 惺々庵ってどんなお店?
木の門をくぐると、そこは石畳の小道と手入れの行き届いたお庭。赤いもみじが空に映えて、思わず立ち止まって眺めてしまいました。
築50年の風情ある一軒家のお茶処で、本格的な茶室・縁側・椅子席があり、気軽に利用できます。
メニューはシンプルで、お抹茶のみの2種類。
お茶は添加物を一切使っていないそうで、お茶本来の旨みと色を味わえます。
| メニュー | 価格(税込) | 内容 |
|---|---|---|
| お抹茶 月(通常) | 500円 | お抹茶+お菓子セット |
| お抹茶 花(作家碗) | 700円 | 人間国宝の茶碗でいただく |
📍 店舗:
https://maps.app.goo.gl/nJiBLpkSG2WPRq578
基本毎日営業しているそうです(10:00〜16:00)
🚗 駐車場はありません。萩中央公園駐車場が近くにあります。
② 羊羹2種と煎茶

朱塗りのお皿に、羊羹が2種類。
ひとつは甘さとつぶあんの食感がしっかりある、硬めの王道羊羹。もうひとつはさっぱりとした柑橘系の羊羹で、まったく異なる味わいが楽しめます。
煎茶と一緒にいただくと、それぞれの甘みがさらっと流れて、口の中がちょうどよくリセットされる感じ。
③ 三日月点てのお抹茶

次にいただいたのが、この日のメインともいえるお抹茶。
写真を見ていただくとわかるのですが、茶碗の中の泡が三日月の形になっています。これが「三日月点て」という点て方で、泡を全面に立てず、三日月形に残すのが特徴とのこと。
甘いお菓子のあとでもすっきりと飲め、お抹茶本来の味や香りをしっかり感じられてとても美味しかったです。畳の部屋で、掛け軸を眺めながらいただく一杯は、それだけで特別な体験でした。
④ 落雁と煎茶

最後に運ばれてきたのは、紅白の可愛らしい落雁と煎茶。
小さくてほろっと溶ける落雁は、見た目も愛らしく、お土産にしたいくらいの可愛さ。最後の煎茶でゆっくりと口の中を整えて、ひと通りのお茶時間が完結する感じがありました。
羊羹2種+お抹茶+落雁+煎茶、すべてセットで500円。この内容でこの価格は、本当にありがたいと思います。

また、700円で人間国宝の方々が作った茶碗でお抹茶を楽しむこともできます。
作家の指名もできるそうです。
お店と、おもてなしの印象
お茶の時間と同じくらい印象に残ったのが、対応してくださった方のこと。
和装姿の上品なご婦人で、お抹茶の点て方の種類や、お庭に植えられた木や花についても、ていねいに話してくださいました。
そして帰り際、足がご不自由そうなにもかかわらず、正座のままお店の門をくぐるまでお見送りしてくださって。その姿にじんと胸を打たれました。
建物の風情だけでなく、こういった心のこもったおもてなしが、この場所をより特別なものにしているのだと思います。
まとめ|萩観光でお茶を楽しみたい方へ
- 萩の街歩き途中に一息つきたい方:立地もよく、気軽に立ち寄れます。
- 茶道に詳しくない方:知識ゼロでもフランクに楽しめる雰囲気です。
- 焼き物・器好きの方:700円で人間国宝の茶碗が選べ、作家の指名もできます。
茶道もお抹茶も詳しくなくていい。それでも、本物の時間と出会える場所でした。萩を訪れた際には、ぜひ立ち寄ってみてください。


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